2012年12月31日月曜日

レ・ミゼラブル

今日は久しぶりに映画を観に行きました。
タイトルは「レ・ミゼラブル」、場所は半田コロナワールドです。

観たいと思ったきっかけは、WEB上の予告篇です。
ヴィクトル・ユゴーの原作を豪華キャストで映画化した大人向けの作品と感じたからです。

実は、私、子供の頃に「ああ無情」を本で読んだ記憶はありますが、ストーリーをほとんど覚えていません。
主人公のジャン・バルジャンが長い服役後、世間に冷たく扱われた、という出だしのストーリーを、映画を見て、少し思い出した程度です。
従って、新鮮な気持ちで見ることができました。

映画の構成を少し説明します。
この物語は、人がよりどころとする信条というものが、脇を固める登場人物によって明確に描かれています。
  • 司教・・・徳 世間を憎んできたジャン・バルジャンの魂を救う
  • ジャベール・・・法 脱獄したジャン・バルジャンを執拗に追い続ける
  • ファンテーヌ・・・母性 娘のコゼットのために仕送りを続ける
  • アンジョルラス・・・自由 学生による革命リーダー
  • エポニーヌ・・・愛 マリウスにかなわぬ愛をささげ続ける
  • テナルディエ・・・お金 コゼットの育ての親で、金の亡者

主人公のジャン・バルジャン、マリウス、コゼットは、彼らと接しながら自分の生きる道を見つけていきます。

180分の長い映画ですが、最後まで映画の世界に引き込まれていました。
数か所、目頭が熱くなりました。
観終わった後の満足感、大です。
大人も満足できる作品です。カップルでもOKです。

2012年8月14日火曜日

トータル・リコール

久しぶりの投稿となってしまいました。
今回は、映画「トータル・リコール」を紹介します。

この映画、伝説的SF作家フィリップ・K・ディックが1966年に発表した短編小説『追憶売ります』(We Can Remember It for You Wholesale)を映画化したSF映画のリメイクです。
最初の映画は、1990年、アーノルド・シュワルツネガーが主演でした。

当時、人の記憶を書き換えるという発想がとても斬新で、強い印象を受けました。
その後、記憶に関する本や物語に接するたびに、トータル・リコールのことを思い起こしていました。

今日、そのリメイクを見ました。
記憶の書き換えというアイデアは、今では斬新なアイデアではないため、前作ほど強い印象は受けません。
そのため、最初から少し覚めた目で、映画のストーリーを読もうとしてしまい、映画を夢中になってみることふができませんでした。

使い古されたアイデアで、SFマニアにとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。
アクション映画ファンにとっては、ダイハード的なスケールが楽しむことができると思います。

<参考>
トータル・リコール-オフィシャルサイト
ウィキペディア「トータル・リコール」

2012年6月12日火曜日

1000View達成!

本ブログが、1,000Viewを達成しました。
今年の『1月21日に開設して以来、半年弱での達成です。

読者の皆さん、ありがとうございます。


2012年6月6日水曜日

働くプロの心の整理術

今回は、心を落ち着かせるための具体的な方法を教えてくれる本を紹介します。
本ブログ初の新刊の紹介です。

『働くプロの心の整理術』 長野慶太著 青春出版社 2012年発行

早速内容を紹介します。

Part 1  はずは「凹んだ心」をどう整理するか
  • 悩みや痛みは必要不可欠
  • 悩みは紙に書いて客観視せよ
  • 凹んだ時に自分を救う「救済リスト」を準備しておく・・・買い物、映画、ブログ
  • ガムを噛み、風呂に入り、髪を切る
  • すぐに行動する元気がない時は何もせず、それを忘れないようにメモをしておき先送りする
  • 心が重たい朝は家の中を歩く
  • 他人に悩みを話す
  • 心が乱れた時は光モノを磨く
  • 小説は読まずにロジック本を読む
  • うまく眠れるように自分を誘導する方法を準備しておく
  • 身体のリズムの狂いが心をざわつかせる原因になる
  • 逃げれば逃げるほど心は悩みに占領される
  • やるだけやって開き直れ
Part 2 「抑えきれない苛立ち」をどう整理するか
  • 心が暴れているとき無駄な抵抗はするな
  • 時間をやり過ごす方法を普段から容易せよ・・・水泳・買い物・ブログ
  • 苛立っている時は何もしないことを選択せよ
  • 相手にあなたの思考と言動のハンドルを握らせるな(人のせいにするな)
  • 相手に念を送るな
  • まずは口を閉じてしまえ
  • 非にきても是にうけろ
  • 部屋の温度を下げ、冷たい水を飲め
  • 悪口を言った本人はそのことをすぐに忘れている
  • 自分をこんなふうにした5人の戦犯を許せ
  • 悪くないならむやみに謝るな
  • 怒りのチェーンメールを自分で止めよう
  • 相手に逃げ道を与えずに追い込むな
  • そのこだわりは「なんぼのもの」だと自覚せよ
Part 3 「将来への不安や焦り」をどう整理するか
  • ディスティニィプランをつくる
Part 4 「心の弱さや自信のなさ」をどう整理するか
  • 自分自身を卑下する言葉は潜在意識に悪い
  • ストレスに弱いことは強みでもある
  • 相手を褒めることがパワーになる
  • トイレ掃除こそ権力者に与えられた仕事
  • 毎日3行感謝日記できることを書く
  • ポジティブな自分にかえる自分への質問術・・・例:この悲しみは自分にどう利用できるだろう?「東大合格」より「どうしたら東大に合格できるか」
  • 自信と謙虚のバランスのとり方・・・自分が裸にならないと人に認めてもらえない⇒自分を表現して人の反応に揉まれることが大切
  • 感謝の中にしか本当の癒しはない

私は、昨日から3行感謝日記を書くことにしました。
今日のブログは、私が心乱れた時に落ち着かせるツールとするつもりです。

著者紹介
長野慶太(ながの・けいた)
1965年生まれ。米国ネバダ州在住。対米進出コンサルタント。
慶應義塾大学経済学部卒。米国ウォーデン大学院修士(MBA)卒。株式会社三井銀行(現三井住友銀行)にて約10年の勤務のあと、ラスベガスで最も信頼される法律事務所 Woods, Erickson, Whitaker & Mauriceに勤務。その後自ら対米進出のためのビジネスコンサルティング会社Nevada Japan Conference, Inc.を起業し、同法律事務所を戦略的パートナーとして対米進出をサポートしている。国際会計事務所Oishi & Ogihara 代表取締役。
これまでビジネスプランのレビュー約700冊、会社設立の支援コンサルティング実績250社、クライアント数約2000社等の実績がある。著書に『お客には絶対に謝るな!』『部下は育てるな!取り替えろ!!』(ともに光文社)、『ビジネスライティングの英語表現』(ジャパンタイムズ・共著)、『ラスベガス 黄金の集客力』(ダイヤモンド社)など多数、また小説『白い砂丘』(小学館)がある。
「人の三倍食べる、声の大きいコンサルタント」と現地では親しまれ、趣味はハイキングとバーべキュー。肉を焼かせるとちょっとうるさい。

内容(「BOOK」データベースより)

2012年5月6日日曜日

映画「バトルシップ」

今回は映画を紹介します。
『バトルシップ』 ピーター・バーグ監督 ユニバーサル映画 2012年

この映画、ユニバーサル映画100周年記念作品ということだけあって、久しぶりに満足できる映画でした。

映画を見始めて最初の印象は、宇宙人との戦争だからてっきり宇宙を舞台にして戦闘を繰り広げる映画を思いました。しかしそうではなく、地球上、しかもハワイという限られたエリアが戦闘の舞台で、意外でした。
この映画、いくつかの点で「アルマゲドン」を思い起こさせます。
  • 主人公、恋人、恋人の父が主人公の上司という関係
  • 主人公は、はみ出し者
  • 上級士官が全員死亡し、下級士官や退役軍人だけで地球を守った
  • 戦闘場所が限定され、他の戦闘部隊が手を出せず、見守ることしかできない
  • 最新鋭の機器ではなく、一昔前の機器が活躍

私が一番気に入ったシーンは、第2次世界大戦を戦ったおじいちゃん達が立ち上がり、活躍するところです。
アナログ機器はデジタル化したものしか扱ったことのない若い世代では使うことができません。
そこにおじいちゃん達が登場。生き生きとした目でアナログ機器を扱うところです。
世代を超えて一緒に働くシーンが私のお気に入りの場面です。

ヒロイン役のブルックリン・デッカーは、私のお気に入りのモデルの一人です。--------->
女優もしていることは初めて知りました。

この映画、浅野忠信が準主役で登場します。
映画の舞台は真珠湾、映画タイトルのバトルシップはミズーリ号です。
第二次世界大戦を戦ったアメリカと日本が、今、手を結んで外敵と戦うストーリーになっています。
監督のピーター・バーグは、この映画を通して日本にエール送りたかった、そんな意図が伺えます。

参考:バトルシップ公式サイト

2012年4月23日月曜日

モチベーション3.0

今回紹介する本は、「持続するやる気をいかに引き出すか」という副題がついています。
『モチベーション3.0』 ダニエル・ピンク著 大前研一訳 講談社 2010年発行


モチベーションをパソコンのOSにたとえ、これからは、モチベーション2.0の時代(=アメとムチの時代)の先をゆかなくてはならないと教えています。

モチベーション1.0=本能(食欲・性欲)を満たすために働く
モチベーション2.0=報酬のために働く
モチベーション3.0=自己実現のために働く

モチベーション3.0の分りやすい例として、ウィキペディアやリナックスを挙げています。非常に多くの人が、報酬がなくても世の中の役に立ちたい、といった自己実現のために働いています。

著者は、心理学の世界ではモチベーション3.0が主流であるのに対し、社会(会社などの組織)はまだモチベーション2.0のままであると指摘しています。
また、社会だけでなく家庭や学校も、子供のやる気を引き出すだめにはモチベーション3.0により引き出すべきとしています。

実社会では、スリーエムやグーグルがモチベーション3.0を使い社員のモチベーションを高めていることが紹介されています。
子育てに関しては、私は息子に対してアメとムチによる子育てをしてきました。アメとムチは、使い方によっては効果がゼロ以下(悪い方に働くこと)になるようで、私は多いに反省させられました。

今後、私は、もう少しモチベーション3.0を勉強をし子育て方法を改めたいと思います。
また、著者が指摘するようにモチベーション3.0が当たり前の世の中になっていくのか、興味深く社会をウォッチしていきたいと思います。

著者紹介
ダニエル・ピンク(英: Daniel H. Pink、1964年)は、アメリカ合衆国の作家で、ビル・クリントン政権下のロバート・ライシュの補佐官を経て、1995年から1997年までアル・ゴア副大統領の首席スピーチライターを務めた。その後、フリーエージェントを宣言して、ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの記事や論文を執筆している。
『マンガ学』を高く評価し、2007年、日本の漫画を研究するためジャパン・ソサエティ(全米最大の日米交流団体)のメディア・フェローとして日本に滞在していた。『デキるやつに生まれかわる6つのレッスン』は全編をマンガで書き上げた(原作部のみ。作画者は別にいる)。過去刊行物の焼き直しやアンソロジーでなく、オリジナル刊行物を、漫画のみで刊行するという、思想書として類を見ない挑戦である。・・・ウィキペディアより

訳者紹介
大前 研一(おおまえ けんいち、1943年2月21日 - )は、日本の経営コンサルタント、経済評論家、起業家。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授、株式会社大前・アンド・アソシエーツ代表取締役、株式会社ビジネス・ブレークスルー代表取締役、ビジネス・ブレークスルー大学学長。・・・ウィキペディアより

2012年4月20日金曜日

ブログタイトル変更します

ブログタイトルですが「うつけモノの独り言」から「うつけモノの読書日記」に変更します。
理由は、内容がほとんど読書記録であり独り言っぽくないからです。