今回は話し方に関する本を紹介します。
『会話がとぎれない!話し方66のルール』 野口敏著 すばる舎 2009年発行
自分の最も苦手なことの一つは「話すこと」でした。
話すことといっても、いろいろな場面がありますが、人前で話す、皆でわいわい話す、一人の相手と話す、どれも苦手でした。
自分で何とかしなければ、と思い購入したのがこの本です。
以下、この本の要点を紹介します。
1章 この「聞き方」で、どんな人とも会話が続く!
- 人は自分の話がしたいもの
- 「聞く」とは「反応」することです・・・うなずき方にもバリエーションを
- いきなり質問しないほうがいい・・・相手が話したいことは何か
- 気持ちをくみ取る練習をしよう
- 「わかってほしい」ところに反応する・・・声のトーンや表情などを要チェック
- 話をせかさず、5秒くらい待ってみる・・・穏やかな表情でアイコンタクトを送る
- 聞きたい方向に誘導しない・・・核心部分を話すまで待つ
- こんな「オウム返し」で、相手がノッてくる!・・・語尾に「♪」をつけてみる
- 「返事のフレーズ」を複数持とう・・・「大変ですね」「よかったですね」は原則禁止、「しんどいですね」「楽しみですね」「さすがですね」「お幸せですね」「期待できますね」がよい
- 話に詰まったときの脱出法・・・とにかく「共感の言葉」をくり出す
- 沈黙は「休憩時間」と考えよう・・・ちょっとだけ視線を外してリラックス
- 会話がふくらむ「話」とは?・・・気持ちを表現するのが基本! ”ささやかな気持ち”で十分「気恥ずかしさ」「浅はかさ」「おろかさ」
- 「素朴な気持ち」ほど共感を呼ぶ・・・1週間以内の出来事にネタがザクザク、「ちょっとだけムカッとしたこと」「ちょっとだけ悔しかったこと」「素直になれなかったこと」「照れたこと」「ほっとしたこと」「寂しかったこと」「嬉しかったこと」
- 「普段の行動」が面白ネタに・・・朝の時間にもドラマがある、「休日の過ごし方」でも10分はもつ
- 「何気ないクセ」を話して新密度アップ・・・旅行、食事、趣味など、どんな話題でもOK、「電車の出発時間の何分前に駅についているか」「旅行の時のかばんのサイズ」
- どんな人にも食いつく「天気の話」・・・「降水確率何%だと、傘を持つ?」
- 「弱さ、いたらなさ」を出したほうがよい・・・ぷっと笑える”ダメな話”
- 「ネガティブな気持ち」をためこまない・・・「怒り」の気持ちだって話してOK、愚痴はカラッと話せば問題ない
- 話題が尽きたら懐に飛び込め
- 生きた話題の見つけ方
- この質問で「エピソード」が溢れ出す・・・5W1H だけでは限界がある、気持ちに目を向ける
- 「たまっている気持ち」を尋ねてあげよう・・・「ムッとくりこともあるでしょう」は便利なフレーズ
- 「口にしてはいけない」ことほど話したい!・・・「嫌になることもあるでしょう」の効果は絶大、「投げ出したいこともあるでしょう」
- 「でしょうね!」と相づちを打つ
- 「相手の情報」を知りたいときは?・・・こんな時でも「でしょうね」は効果的
- 「気持ち」をストレートに聞いていい場面・・・「ビッグイベント」後はチャンス
- 「趣味の話」のツボの押し方・・・相手を主人公にしてあげよう
- 「どうでした?」とは尋ねない・・・漠然としていて答えづらい
- コレなら「知らない話題」でも盛り上がれる・・・聞き役に徹する
- プライバシーは、どこまで尋ねても大丈夫?・・・相手から話してきた分には問題ない、「・・・って聞いてもかまいませんか?」で反応を探る
- 「天気の話」をひとひねりする・・・共通な話なので相手ものってくる
- 息を合わせる「間」をつくる・・・相手の出方をまってみよう
- 相手が突っ込みやすいように話そう・・・相手が黙り込んだ時の気遣い、それでも沈黙していたら、話題にそって質問をしてみる
- 「次の言葉が出てこない」ときの対処法・・・「はい」の後に、情報を付け加える
- 「ねぎらい」の言葉でいい雰囲気に!・・・「濡れたでしょう」「服や鞄は大丈夫でしたか」「暑かったでしょう」「ここまで遠かったでしょう」「お時間がかかったでしょう」
- 上司と自然に打ち解ける方法
- 話しにくい人は「ヒット・アンド・アウェー」話法で
- 「お客様」「取引先」とのトーク例・・・自分をちょっとオープンに
- 沈黙が訪れたら「過去の話」にさかのぼる
- 「話題が尽きた」ときのこの一手・・・モノ、情報などをネタにする、身に付けているもの、ファッション、装飾品、手に貼った絆創膏、携帯電話など、その他景色、人物
- 出会って10秒以内で決めよう・・・自分から挨拶するのが基本
- アイコンタクトで武装解除
- 苦手なタイプと良好な関係を築く法・・・挨拶から入る
- 挨拶しても無視されたら?・・・最初はやはり持久戦、奥の手は名前を呼ぶこと
- お見合いの成否は第一印象で決まる・・・遠くからでもまず最初にアイコンタクトをとる
- 見知らぬ人と一緒の知人とは、こう話そう・・・2人にそれぞれ挨拶してすぐに去る
- 一対一の会話と基本は同じ
- この相づちで、その場にとけこめる・・・話し手に大きく反応する
- 周囲の人を呼吸を合わせよう・・・他の人と行動をとればいい
- 自分の情報を少し話して、ネタを提供する・・・相手が質問しやすくなる、話せばストレスを発散できる
- 皆が黙ったときは、こんな質問を!・・・過去の話題を持ち出してOK
- 全員が参加できる話題を選ぼう・・・テレビ、雑誌などでネタを集めておく
- 一部の人しかわからない話はしない・・・ありきたりの内輪話はつまらない
- 連帯感が増す、こんな質問・・・皆が興味をもてる質問をする
- 「笑える失敗談」を披露しよう・・・「○○さんは、こんたときどうします?」
- 近くに座っている人の気持ちをつかむ・・・他のメンバーへの「橋渡し役」になってもらう
- どんなグループにもとけこめる方法・・・一人ひとりと地道に関係を築いていこう
- こんなところに「気づく」と喜ばれる・・・身だしなみ、行動などの変化をキャッチする
- YES・NOで答えらえる質問から始めよう・・・途中から「オープンクエスチョン」に変えていく
- 「相手の名前」を散りばめる
- 女性にもてる秘訣とは?・・・大切にしているというサインを出そう
- ネガティブな話をされたら、まず共感・・・迷惑なのはポジティブ意見、気持ちを吐き出したほうがラクになる
- 相手の間違いは正さずに質問する・・・「それはおかしいよ」と否定しない、質問をそのまま返して、本人に考えさせる
- ひねったネタより面白いものは?・・・自分の気持ちをそのまま表現しても爆笑がとれることあり
- 友人、恋人ができる連絡の取り方・・・まずは感謝の気持ちを伝えてみよう
- 会話や技術より思いやり・・・相手の欲求を満たしてあげよう
野口 敏(のぐち さとし) 1959年生まれ。関西大学を卒業後、きもの専門店に入社。1万人以上の女性に接客し、人の心をつかむコミュニケーション方法に開眼。それをきっかけにコミュニケーションスクール「TALK&トーク」を開校。 現在、株式会社グッドコミュニケーション代表取締役。「話し方教室TALK&トーク」を主宰。これまでに5万人以上の受講生を聞き上手、話し上手に変身させてきた。 モットーは「今日習った人が、今日少しうまくなる」。実生活にすぐ生かせるノウハウや会話フレーズを懇切丁寧に伝授している。 現在、大手企業の社員教育、歯科医師会、就職対策実習など、幅広い講演活動を行っている。前著『誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール』(小社刊)は、あらゆる年代の幅広い層に支持され、50万部を超える大ヒットを記録。このほか主な著書に『一瞬で心をつかむ話し方』 http://www.subarusya.jp/interview/int... より抜粋
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