『脳にいいことだけをやりなさい』マーシー・シャイモフ著 茂木健一郎訳 三笠書房 2008年発行
この本を購入した当時は、タイトルが新鮮に感じましたが、今では当たり前のように感じます。
それほど私がこの本に影響されているのでしょう。
読んでみると、その文体というか語り口のせいで、私にはなんとなくうさんくささが感じられるのですが、書かれていることはもっともなことで、分りやすく読みやすい本に仕上がっています。
幸せに飢えている、悩み多き若者向けの本、と言ってよいでしょう。
この本の重点や印象に残っている点を紹介します。
- 7つの脳にいいこと
- ネガティブ思考の大掃除をする
- プラス思考で脳にポジティブな回路をつくる
- 何事にも愛情表現を忘れない
- 全身の細胞から健康になる
- 瞑想などで脳を「人知を超えた大いなる力」につなげる
- 目標をもち、脳に眠る才能を開拓する
- 付き合う人を選んで、脳にいい刺激を与える
- 私たちの内側にある幸福感が、人生の成功をもたらす。
- 不幸に陥れる2つの神話・・・「もっと」神話、「いつか」神話
- 幸せの3つの法則
- 拡大の法則・・・あなたを広げていくことが、あなたを幸せにしてくれます
- 支援の法則・・・宇宙はあなたを支えています
- 引き寄せの法則・・・あなたが価値を認めているものが、あなたの周りに増えていきます
- 出来事+あなたの対応=もたらされる結果
- 幸せを奪う3つの習慣
- 不平をいう
- 他人のせいにする
- 自分を恥じる
- 幸せを呼ぶ脳の使い方
- 解決策に目を向ける
- 貪欲に「教訓」と「利点」を探す
- 失敗は意識して水に流す
- 常に「思い込み」を検証する
- マイナス思考にこだわらない
- プラス方向に走る
- とりあえず感謝してみる
- 人を一度許す
- 目をハートにして人に会う
- 脳を身体に栄養を与える
- エネルギーを増やす
- 身体の声に耳を傾ける
- 1日1回、瞑想する
- 自分とよく相談する
- 大いなる力を感じる
- 情熱の傾け先を常に探す
- 直観を体節にする
- 目を向ける範囲を広げる
- 人間関係のメンテナンス
- 「サポート体制」をつくる
- 世界を旅してみる
著者紹介
マーシー・シャイモフ(Marci Shimoff)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で経営学修士号(MBA)を取得。自己啓発セミナーを数々主催するカリスマ・コーチ。一流企業や大学機関で講演を行ない、何百万という人々の人間的成長を実現させてきた。『こころのチキンスープ』(ダイヤモンド社)シリーズを共著で出版し、一躍全米ベストセラー作家に。彼女のかかわったシリーズは累計1300万部を売り上げる。世界的な大ベストセラー『ザ・シークレット』(角川書店)に登場する賢者の一人としても注目を集めている。・・・amazon.co.jpより抜粋
訳者紹介
茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)
脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授(脳科学、認知科学)、東京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)。その他、東京大学、大阪大学、早稲田大学、聖心女子大学などの非常勤講師も務める。
1962年東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。主な著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『ひらめき脳』(新潮社)、『すべては音楽から生まれる』『脳を活かす勉強法』(PHP研究所)など。「クオリア」(感覚のもつ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にもとり組んでいる。『脳と仮想』(新潮社)で、第4回小林秀雄賞を受賞。2006年より、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』キャスター。・・・amazon.co.jpより抜粋
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