2012年4月2日月曜日

一瞬で恐怖を消す技術

今回紹介する本
『一瞬で恐怖を消す技術』 マイケル・ボルダック著 堀江信宏訳 フォレスト出版 2010年発行


この本を購入した理由は、サブタイトルに惹かれたからです。サブタイトルは、
「できる人」と「モテる人」の共通点は?
・・・不純です。

読んでみると、先回紹介した『脳にいいことだけをやりなさい』と同様、その文体というか語り口のせいで、私にはなんとなくうさんくささが感じられるのです。この手の本は、読み手がどれだけ内容を信じるかによって、効果の出方が変わると思います。読んでみて、良いと思えば、その人にとって良書であり、その通り実践できれば、効果は出ると思います。

今時の自己啓発本らしく、分りやすく読みやすい本に仕上がっています。

以下、要点をまとめます。

プロローグ 「できる人」と「モテる人」の共通点は?
行動することを恐れない

第1章 言葉による支配とは? ~恐怖の根源にある「拒絶」の正体~
  • 両親のしつけにより恐怖は生まれる
  • 自己否定とは力不足と考えている状態
  • 20%の励ましと80%の拒絶⇒自己否定の感覚
  • 80%の励ましと20%の拒絶⇒完全さを求める
  • 拒絶されればされるほど成功も得る⇒拒絶の利用
  • 成功の秘訣はきわめて多くの拒絶
  • 両親の「あなたは・・・」と自分の「わたしは・・・」が最も力強い言葉である
  • 「ノー」という言葉を喜ぶ
第2章 「NO」の数だけ成功できる! ~目標と意識の正しい設定方法~
  • 大量の拒絶が大きな成功のもとになる
  • アプローチの方法を絶えず変えよう
  • 自分の最終目標をわかろう
  • 目標を達成する理由に説得力を持とう
  • 「結果」よりも「自分の行動」
  • 「イエス」の前に必要な「ノー」の数を数えよう
  • 人によって失敗や拒絶には許容量がある
第3章 40年間デートできなかった男性の話 ~ピークの精神状態の作り方~
  • 精神状態をピークに持っていく4ステップ
  1. 感謝しているものを10項目考える
  2. 望んでいることを心に描く
  3. おまじないを唱えて確信する
  4. 「行動する」と自分で決める
  • 恐怖とは大きなかたまりにすぎない
  • 怖いのは全部をひとまとまりにするから
  • 恐怖とは自分の望まない結果に集中すること
  • 精神状態がピーク状態だと最高のパフォーマンスが生まれる
  • 恐怖と感謝はお互いに共存できない
  • ピーク状態だと恐怖は感じない
第4章 コミュニケーションの達人はどう生まれるのか? ~拒絶の3段階の乗り越え方~
  • コミュニケーション中にたいていの人は苦労する
  • 詳しく記した台本は効果的
  • 用意周到に準備しても拒絶される可能性は高い
  • 自分自身を中心に考えると自己否定のパターンの陥る
  • 次に行くことで頭が切り替わる
  • 何があっても拒絶しなければ拒絶されない
  • 拒絶とはあなた自身へのフィードバック
  • 「拒絶に対応する3段階」を知ろう
  1. 『拒絶される前』段階・・・ピーク状態に持っていく
  2. 『コミュニケーション中』段階・・・台本を作る
  3. 『拒絶された後』段階・・・①ねぎらう ②あなたなりに解釈する
第5章 断られてから始まる! ~究極の成功のための5ステップ~
  • 8%のトップ営業マンは純粋な粘り強さがある
  • 最初の訪問で達成できるのは、総売上額の2%
  • 5回目の売り込みをする営業マンは8%
  • 普通の相手ではなく理想の相手に焦点を絞る
  • 秘訣は売るのではなく教育すること
  • どの会社もやらないことをやれば際立つ
  • 「究極の成功のための5ステップ」を知ろう
  1. マジックナンバー50・・・狙いを定める
  2. 情報提供マーケティングの準備・・・売り込まない
  3. 簡単な案内状・・・相手のメリットは?
  4. 相手の考え方を尋ねる電話・・・プレッシャーはいらない
  5. 最低6か月・・・際立つ存在になる
第6章 恐怖から力へ ~拒絶される恐怖を力に変える7つのステップ~
  • 恐怖は経験がないとわからない
  • 恐怖の引き金を特定する
  • 恐怖を感じたら「戦う」
  • アンカーとは刺激に対するリアクション
  • 恐怖を抱えていることを誰かに言うのは最悪
  • ご褒美で頭がやる気になる
  • 最も人に大きな影響を与えるのは「人」
  • 「拒絶される恐怖を力に変える7つのステップ」を知ろう
  1. なぜ恐怖を克服するのか?
  2. 恐怖のきっかけは何か?
  3. 恐怖のパターンを破る!
  4. アンカーを作り出す
  5. テストする
  6. 自分へのご褒美
  7. コーチを見つける
著者紹介
「目標達成のスキル 達成の科学」ホームページ参照 http://speed-change.jp/profile.html

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