『のうだま』上大岡トメ・池谷裕二著 |
最初の投稿で、私はこのブログが三日坊主にならないように、と書きました。
そこで、思い出したのが、今日、紹介する『のうだま』 幻冬舎 2008年初版発行 という本です。
サブタイトルは「やる気の秘密」。筆者は、
- 『キッパリ! たった5分で自分を変える方法』(幻冬舎)の著者、上大岡トメさん
- 『進化しすぎた脳』(講談社)の脳研究者、池谷裕二さん
まず、三日坊主のメカニズムの説明です。
- 脳は、一度見たものを、毎回驚いていたり感動していても仕方ないため、もともと、マンネリ化するように出来ている
- マンネリ化は2つの側面がある
- 楽しくて始める ⇒ 楽しいことがマンネリ化 ⇒ あきる ⇒ やめる
- めんどくさい ⇒ めんどくさいがマンネリ化 ⇒ 慣れる ⇒ 習慣化
2のパターンに持ち込めば、三日坊主にならなくてすむと言うことです。
しかし、めんどくさいがマンネリ化するまでは、やる気が必要です。
残念なことに、やる気をつかさどる脳の部位は、無意識化にあり、やる気を意識的に出すことはできません。
残念なことに、やる気をつかさどる脳の部位は、無意識化にあり、やる気を意識的に出すことはできません。
では、どうすればやる気が出るのか。
4つのスイッチがあると言います。
4つのスイッチがあると言います。
- スイッチB(Body):体を動かす
- スイッチE(Experience):いつもと違うことをする
- スイッチR(Reward):ごほうびを与える
- スイッチI(Ideomotor):なりきる
1.スイッチB(Body):体を動かす
やる気なない時こそ、出かけてみる
やる気なない時こそ、出かけてみる
脳は体の動きに刺激を受けて始めて作業モードに入る
池谷さんは、
- ○:朝、体を起こすから起きる ×:起きるから体を起こす
- ○:テレビを見て笑うから面白い ×:面白いから笑う
- ○:泣くから悲しい ×:悲しいから泣く
と言います。やる気は待っていても出で来ない。体を動かして初めてやる気は出て来るということです。
これは、やる気の話だけではないと思います。私は、以前、認知行動療法で次のことを学びました。
ストレスによるいやな気分の変え方は2通りある
2.スイッチE(Experience):いつもと違うことをする
脳はいつも新しいことをマンネリ化させので、目線を変えて気分転換をする
3.スイッチR(Reward):ごほうびを与える
ごほうびによる気持ち良い刺激はとても強く、続けることの原動力になる
4.スイッチI(Ideomotor):なりきる
なりきると、脳が騙されその気になる
思いこみが強いほど、脳は騙されやすくその気になる
これは、やる気の話だけではないと思います。私は、以前、認知行動療法で次のことを学びました。
ストレスによるいやな気分の変え方は2通りある
- 出来事の認識を変えて、気分を変える
- 行動を変えて、気分を変える
2.スイッチE(Experience):いつもと違うことをする
脳はいつも新しいことをマンネリ化させので、目線を変えて気分転換をする
- マンネリ化をが自覚できれば、少し違ったことをするたけで、やる気は戻る。
- 少し目線を変えることで「いつもと違うこと」を味わえる
- 友達を巻き込む
- 続かなくで当たり前を思う
- 今やっている週間にドッキング
ごほうびによる気持ち良い刺激はとても強く、続けることの原動力になる
- ごほうびには、ほめられる、達成感、理解してもらう、などといった、目に見えないものもある
- ごほうびの内容・タイミングは適切な設定が大事(最初の目標は小さくする)
- ごほうびは現状との差である(例:すきな食べ物を断ち、1週間ジョギングできたら食べられる、これもごほうび)
- 次回が待ち遠しくなるよう、腹八分目でやめる
- ほめてくれる人を用意する
- 身銭を切る(逆ごほうび)
なりきると、脳が騙されその気になる
思いこみが強いほど、脳は騙されやすくその気になる
- あこがれの人になりきる(例:イチローだったら、これくらいの練習は当たり前と思いやる気がでる)
- カタチから入る
- ずうずうしい妄想をする(例.英語を習って、ジョニー・デップと話をする)
この本の感想ですが、
- 意志の力でやる気はでない
- 体が最初で脳が後
など、常識と思っていたことが違っており、読んでいて目から鱗がおちました。
モチベーションが上がらず困っている人にお薦めです。
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